かおの神経痛

しゃべれない・食事出来ない・顔に触れないほどの激しい痛みが出る神経痛があります。かおの神経痛の典型的なもので、顔を動かしたり触ったりが刺激になって激しい痛みが片側に瞬間的に出るものです。

ちまたでは「顔面神経痛」という人もいますが、正式には「三叉神経痛」といいます。細かいことをいいますと顔面神経は顔の筋肉を動かす神経なので麻痺すると顔が半分能面のように無表情になり(顔面神経麻痺)、過敏になるとまぶたやほほがぴくぴくしてしまいます(顔面痙攣)。

痛みを出すのは感覚を伝える神経です。顔の感覚の神経は三叉神経です。ということで顔に痛みを感じるものは三叉神経痛とよぶわけです。この病気は神経そのものから痛みが出ますので非常に痛みが強い病気です。原因は、三叉神経に血管やできものが触って刺激になる場合がありますが原因がよくわからない場合も多いです。

治療は頭部のMRI検査という精密検査をし手術をした方がいい場合は手術を考えますが、手術できない場合も多いのでそのときは神経ブロック治療と鎮痛薬の組み合わせが効果的です。