骨そしょう症の治療薬の選び方

骨がもろくなってつぶれてくると、背が縮みます。背中が丸くなります。簡単に骨折するようになります。骨折すると2か月くらい動けなくなります。

骨そしょう症の治療薬は今ずいぶんいろいろの種類があります。

作用によって大きく二つに分けられます。この選択が1番大切です。

①骨が減っていかないようにするもの

これは現状維持のためのものです。

②骨を増やすもの

骨がもろくなってしまった人は増やす必要があります。骨密度がかなり低い人(60%以下)やすでに骨がつぶれていたり骨折したことがある人は増やさないといけません。

投与方法にも2種類あります。

①飲み薬

②注射(皮膚に注射するものと血管内に注射するものがあります)

ただし今のところ「骨を増やす薬」は注射だけです。

使う頻度、間隔にもいろいろあります。

①毎日行なうもの

②1週間に1回行なうもの

③1か月に1回行なうもの

④半年に1回行なうもの

⑤1年に1回行なうもの

今多いのは、飲み薬では週に1回飲むタイプが多いと思います。注射は週に1回か1か月に1回のタイプが多いです。「減らさない薬」か「増やす薬」かによって投与方法が決まってきます。

ご自分の行ないやすさによって飲み薬にするか注射にするか、どのくらいの間隔で使うタイプにするかを選ぶことができます。