帯状疱疹(つづらご)は日本人の3人に1がかかる

子供の時にかかった水ぼうそうのウイルスが原因なので誰でも帯状疱疹になる可能性があります。やっかいなのは神経痛です。神経そのものが傷つくので非常に強い痛みが出ます。個人差があり軽い人は1か月で治まりますが、重症になると何か月も神経痛が続く場合があります。

経過

最初に神経痛が出てきます。頭部、腕、胸部、腰部、下肢のどこにでも出る可能性があります。ただし普通の人はあちこちに出たり左右両側に出たりはしません。1週間前後で皮膚にぶつぶつが出てきます。軽いと少し赤い点々が出る程度ですが重症ではやけどの跡のようにただれた感じになります。2週間から3週間がピークでその後徐々に改善に向かいますが、神経痛は続きます。

予防、重症化しないために大事なこと

  • 50歳を過ぎたら予防接種をしましょう

予防接種の効果は10年から15年程度続きますので10年に1回程度続けると万全です。当院でも行えますのでご相談ください。

  • なってしまった場合はできるだけ早く神経痛を軽くする治療を始めること

痛みが強いときは内服薬では効果がありません。神経ブロック治療が痛みを軽くして早く落ち着かせる効果があります。

軽症でも重症でもできるだけ早い時期に治療を受けてくださいね。