疲労って何?
体や心を使いすぎたときや病気で体力が落ちているときに感じる活力が減少した状態です。痛みや発熱と同様の警報の一つでこれ以上作業を続けるとからだに害が及びますというサインです。(長寿科学振興財団による)
交感神経(自律神経の一つ)が過度に働き過ぎるために体内の調節機能に異常が出ます。活性酸素が大量に発生し抗酸化酵素の働きを上回っていろいろな細胞を攻撃します。
疲労するとどうなる?
不快感、活動能力の低下、思考能力低下、刺激に対する反応の低下、注意力低下が生じます。
自律神経失調症やステロイドホルモンが過量となることによる血管老化、高血糖、肥満、高血圧、糖尿、脂質異常、免疫力低下が起こります。
疲労回復とはどういうこと?
交感神経と反対の作用をする副交感神経が正常に働くように整えて、酸化ストレスを消失させて修復のためのエネルギーを作り出さなければいけません。
疲労回復には何が必要?
基本はよく言われますが生活リズムを規則正しくして「しっかり寝ること」と「いろんな栄養を含んだ食事」です。栄養素としてはとくに豚肉(ビタミンB)・鶏肉(イミダペプチド)・野菜類柑橘類(ビタミンC)・ナッツ類(ビタミンE)が重要です。
イミダペプチドは抗酸化作用を持っていて、鶏の胸肉・マグロやカツオの尾びれの筋肉に多く含まれます。
エネルギー代謝に必要なビタミンB群は豚肉、レバー、枝豆、キノコ類、胚芽米、サバ、ししゃも、納豆、小松菜などに多く含まれます。
そして抗酸化作用・抗ストレス作用のある高濃度ビタミンCを十分補いましょう。
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