アニマルセラピー

アニマルセラピーという言葉をお聞きになったことがありましたでしょうか。直訳すると「動物による治療」となります。言い換えると「動物を通した癒し(いやし)」という意味で人々の不安や苦痛を動物に触れあうことで和らげようとするものです。

動物に触れあうと...

  • 精神的な安らぎが得られる
  • 楽しい気持ちになることで会話が増える
  • 人同士の協調性が生まれる
  • 動物に合わせることで運動量が増える
  • いろいろな効果が合わさって病気の治療を助ける

家庭で動物を育てている人は常日頃癒しを感じていると思います。家庭で動物と触れ合っていることも立派なアニマルセラピーです。動物を飼っている人は病気になりにくいという調査結果があるそうです。痛みのある患者さんや認知症などの精神的な病気を抱えている患者さんも動物に触れあうことで安心感を感じ状態が落ち着く場合が多いそうです。

社会的な活動としては、日本アニマルセラピー協会が犬を用いて広く人々に癒しを与える活動を行っています。高齢者施設、障碍者施設や病院の緩和ケア病棟などを訪問してリハビリのお手伝いや痛みの軽減に効果を上げているそうです。

このように動物にはなぜか不思議な力があります。しゃべれないからこそいい影響を受ける気がします。人間はある意味しゃべりすぎ...でしょうか。