ブロック治療の都市伝説

神経から生じる痛みの治療にブロック注射がよく用いられます。その治療法についてたびたび質問される事柄をまとめてみました。

通常の治療では絶対なりません。炎症をしずめるために副腎皮質ステロイドの薬を混ぜて使用することがありますが短期間や間隔を空けての使用では全く心配はありません。

使用する薬の量はわずかですし頭まで治療の薬が回ることはないので全く心配はいりません。

やり方を工夫すれば痛みを最小限にして行なうことができます。

通常の方法で丁寧に行なえば30分の安静で普通に帰宅できます。運転も大丈夫です。

ブロック注射にはたくさんの種類があります。治療効果が出るまで複数回の治療が必要な場合もあり必要で安全な方法を選んで行ないますので何でも1-2回しかできないということはありません。

なりません。症状が良くなれば治療は必要なくなります。

病気がなおるのを助ける目的で行ないます。数回行なっても改善しないのであれば治療方法をかえなければなりません。

使う薬が直接効いているのは1日弱なので何日も薬が残っていることはありません。原因の部分に短時間薬が作用することで痛みを出している状態が改善されていきます。

多くは誤解です。病気を治すために必要な治療方法を安全と有効性を最優先に選択していますので安心して診療をお受けください。