香辛料の効果

普段どの家庭でもよく使われて最もなじみがあるのはコショウと唐辛子だと思います。わさび、からし、山椒、ニンニク、ショウガもありますね。スパイシーカレーを作る人はそれ以外のたくさんの香辛料を知っていると思います。


香辛料の一番の効果としてさわやかな香りや辛みをつけて肉や魚の特有のにおいを消したり食欲を増すために使われています。中世のヨーロッパでは肉のにおいを消すためにとても珍重されました。
香辛料は本来の目的の香り・辛みつけ以外にいろいろ役に立つ効果を持っています。漢方薬として使われているものも多くターメリックはカレー料理の黄色をつけるために使われますが漢方ではウコンと呼ばれ肝臓の働きを整える作用があり、一時期飲酒の前に飲むのがはやりました。シナモンは漢方でいう桂皮で体を温める作用があります。ショウガ(生姜)も体を温め代謝を増やすために使われます。唐辛子の成分はカプサイシンといい脂肪燃焼、血行促進作用があります。腸内細菌叢にいい影響を与え免疫力を高めるという話もあります。ガーリック(ニンニク)は疲労回復に役立ちます。コリアンダー、クミン、ターメリックなどは認知症予防効果があるとも言われています。週2~3回カレーを食べている認知症の専門医の先生もいるそうです。
料理をおいしくしてくれてそのうえ体に良い効果のある香辛料をいろいろ使って健康な生活を送りましょう。