あし（下肢）の付け根にあって骨盤とももの骨をつないでいる関節です。大腰筋、腸骨筋、内転筋群などの大きな筋肉（インナーマッスル）に支えられています。
- 股関節が悪くなると歩行時など動かしたときに痛みが出ます。
- 関節の広がりが悪くなり歩行の姿勢に影響します。
- 股関節の動きが骨盤の傾きに影響しさらに上半身の姿勢に影響します。
ですので股関節の動きがスムーズになると骨盤が安定し姿勢がよくなります。股関節周辺の筋肉をほぐし、股関節を柔らかくして動く範囲を広げるストレッチ体操を日常に取り入れましょう。
股関節を柔らかくするストレッチ体操
①大腰筋のストレッチ
床に立ち、両手を腰に当てます。
右足を上げて大きく前に一歩踏み出します。
右足を直角に曲げて、体重をゆっくりかけていきます。左足の付け根が伸びるのを意識します。
足を変えて同じように左足を前に出して右足を伸ばします。
②殿筋外側のストレッチ
床に仰向けに寝ます。
右足を上に上げてゆっくり左方向へ倒します。腰はひねるような感じです。右殿部が伸ばされるのを意識します。
右足をゆっくり戻します。
左足も同じように右方向へゆっくり倒します。
③内転筋のストレッチ
仰向けに寝て膝をできるだけ曲げます。
両足の裏をくっつけたままそれぞれの膝を外側に倒していきます。できるだけ床に近づけます。ももの内側が伸ばされるのを意識します。
ゆっくり元の位置に戻します。
反動をつけたり無理やり筋肉を伸ばしたりせず自分が「痛気持ちいい」と感じる範囲でストレッチをしましょう。1日数分のストレッチを毎日・長期間続けることが大切です。